私の音楽には物語がある

とのミーティング。 n'goni

アフリカの弦楽器「ンゴニ」との出会いは、私たちをディープ・アフリカの真髄に引き込んでくれるのです。瓢箪、竹、山羊の皮で作られ、灰色で装飾されたンゴニは、アフリカの伝統的なハンターであるドゾー族によって演奏され、呪術、薬草、歌、踊り、秘密の儀式を含む魔法の力を持つ...。ンゴニは素朴で、包丁で作ることができ、最終的な形は重要ではありません。ここでは、私とこの楽器との出会い、製作、そして私の作曲した曲のレコーディングにこの楽器を導入するまでのストーリーを紹介します。

最初のアフリカ滞在で、ジャンベ奏者の環境に身を置いていたとき、ンゴニに出会いました。この楽器の管理人であるドゾーたちが私たちの周りにいて、ある日、私は初めて生のンゴニの音を聴いたのです。アフリカの音楽にありがちなフィルターを通さずに、楽器と接することができたのだ。ここでは、サウンドエンジニアも、マスタリングも、美しいヤシの木の前での水増し画像もありません。瓢箪とナイロンの釣り糸をそのまま使ったような生々しい音が耳に飛び込んできた。この楽器を演奏し歌うドゾーは、キャバレー通いで嗄れた声と、調子の悪いンゴニの演奏で、欧米の電波ににじみ出るワードミュージックを耳から追い出してしまったのです。その出会いの真偽を疑う余地はない。

機器の構造

アフリカでは誰もンゴニを買わないので、ごく自然にンゴニを作りたくなったんです。現地で手に入る材料で、ほとんど無償で組み立てられたその素朴な姿は、私の思いを裏付けるものでした。意外かもしれませんが、初めてンゴニの構造を想像するのは、欧米人にとっては恥ずかしいことなんです。この楽器はとても素朴なものですが、私たちを混乱させるのは、まさにその対称性のなさと構成要素の奇形なのです。ネックの調整、瓢箪の音出し穴、皮の張り方、テンションバーの調整など、あらゆる計算が学問的に行われていることが想像される。しかし、ンゴニの構造には、これほどランダムなものはない。合理的な比率の範囲内であれば、どのような寸法も重要視されることはありません。この正確さに欠け、別の時代の形であることが、私たちを混乱させるのかもしれません。幸いなことに、ジェンベを演奏する友人たちが、最初のンゴニを作るのを手伝ってくれたのです。自分で作ろうと思ったのは、それから1年後のことです。時々、テンション機構を追加したり、最初のものにはなかったコンソリデーションを入れたりしていました。主な部品である瓢箪はアフリカから持ち帰ったもので、ヨーロッパでは入手が困難なこともあります。cliniquenjembe というサイトでは、1ページまるまるn'goniの組み立てに費やされています。アフリカで雇えるような、つまり物質的・経済的手段がほとんどない状態で実現できるような、あらゆるディテールがあります。写真に写っているモデルは、子供用に作られたものを除き、すべてギターチューナーを搭載しています。しかし、その構造は、有名なドゾス結びで棹に取り付けられた弦を除けば、伝統的な大型のンゴニとあらゆる点で類似している。

登録

数年間ンゴニを演奏した後、私は自分の作曲の骨組みとなるリズムパターンを記録することにしました。 Goni, は、私がこの楽器で演奏する繰り返しのリズムを中心に構成されています。 は、スネアペダルを改造して、足で演奏します。作品の冒頭では、雨の棒が追加されました。 それはまた、建設 個人. ンゴニ、レインスティック、クラーベはアコースティックで録音されています。数小節後、シンセサイザーのリフが登場する。このリフでオリジナルのリズムパターンが完成し、このパターン上にメロディが挿入されることになる。ここでもシンセサイザーにフルートで、即興で演奏している。この曲には意図的にパーカッションは入っていません。

Bob Gnupa

Sève montanteの誕生.

Sève montante は、演奏中に即興で作曲したピアノバラードです。幸いピアノの上にポケットレコーダーが置いてあり、録音ボタンを押すだけでよかった。この初稿は、ノイズに邪魔された平凡な音質にもかかわらず、もちろん最終的な決定には至らず、大切に保管しています。しかし、左手の伴奏と右手の主旋律という、曲の基本はそこにあったのです。その後、曲を長くし、数少ないハッピーでない音を修正しました。最初はいつも全部即興でやっていたんです。長い間録音されていた即興演奏のシーケンスから最も興味深い部分を選んだのは、作品を完成させてからでした。

インタープリテーション

左手は、6/8の4小節に渡って曲中不変に繰り返され、何の困難もない。右手の旋律も技術的な問題はない。解釈の難しさは、2つのパートを一緒に演奏することにある。ちょっとした自主性があり、それを音楽的に生かさなければならない。右手が左手の音の上に落ちてくるだけの機械的な演奏では、作品を引き立たせることはできない。メロディーを歌わせなければならないのです。タイトルの「Sève montante」（上昇する樹液）は、演奏中、樹液を上昇させなければならないことを表しています。

バーチャルピアノ、リアルピアノ

S ライジングストライクは、ヘビータッチのMidiキーボードを使ったバーチャルピアノで録音されたものです。でも、もう一度、本物のピアノで、マイクを使って、より自然な解釈で録音してみたいですね。バーチャル・インストゥルメントでは、何十回となくやり直しが効くとわかっていても、アコースティック・レコーディングで引き起こされる緊張感のような、容赦のない効果はない。この条件下では、何日も繰り返し録画することはできません。そして、コマーシャルスタジオでは、時計は刻々と進み、小切手が待っているのです。自宅では、時間に余裕があり、時間もカウントされませんが、非常に良いピアノ、十分なマイク、周囲の騒音から隔離された部屋が必要です。この条件を自宅で満たすことはそうそうできないから、バーチャル楽器に頼ることが多いのです。この選択をすると、何をしたらいいかわからないテストが何十個も出てきます。より良いものでも、小さな欠陥があるものは必ずあります。

Bob Gnupa

Trois temps quatre

古風な時代の代名詞であるはずのワルツは、もはや風前のともしび。テクノの時代にワルツを作曲して録音する、バイナリばかりでボルボリグムが叫ばれるのは、あまり期待できない、と言う人もいるだろう。しかし、ダンスでもあるワルツは、一般的な文化的通念に抗うものである。耳を痛めるような音楽は何が何でも好きになれ、という禁句は、3/4とそのバリエーションにはまだ通用しないのだ。ワルツは長い道のりを歩んできたのですから、大きな喜びです。

自分をアピールする

それでもあえてワルツを作曲し、録音したのは、たとえ控えめでも、私のレパートリーの中にこの踊りがあることを示すためだったのです。幸いなことに、ネットという場所があり、プロデューサーも編集者もラジオ番組制作者も手先も、私たちの作品を公衆に提供することを妨げることはできないのです。目の前の扉が閉ざされるのを見たアーティストは、自分のサイトやストリーミング音楽サービスに、ようやくささやかながらもオーディエンスを獲得できたことをとても喜ぶだろう。個人製作が爆発的に増え、作者が潤うことはほとんどありませんが、製作の連鎖に仲介者が入らず、その過程で権利を得られるという満足感は何物にも代えがたいものです。フリーライセンスやクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが、煩雑なSACEMから私たちを解放してくれるのは言うまでもありません。

3/4を知らないすべての人に、このタイトルを3つのステップで捧げます。

ミュージカル制作

Three Times Fourは、音響的に録音されているわけではありません。すべてCAMで、バーチャルインストゥルメントで行われました。基調となるピアノのリズムはバラバラだが、伴奏のリフを含め、チェロが支配的である。聴いてわかるように、ドラムは存在せず、ヴァースのリプライズでクラーベが登場するのみである。現在の形では器楽曲だが、このワルツは問題なく歌える。

まもなく、このページの音楽の冒険の続き、バラの物語、Valse d'automne、その他はこれから...。

Bob Gnupa